コレット リシャーム

コレット リシャームの作品をみることは、色彩と線の動きの世界を旅する体験です。抽象的に見えて、実は手で触れられるような具体的な力強さをもつこの世界に、あなたの視線は引き込まれ、恍惚としながら揺さぶられることでしょう。
彼女は時代の潮流を知りながら、自身の道を行くことを選びました。彼女が試し続けたその道は、自然発生的で自由な営みにみえますが、記された日記からはそれがよく練られ考え抜かれたものであることもわかります。
リシャームが、ひとつ、自由を要求したとすれば、それは「画家であると同時に女性であること」であったでしょう。

A.G.